私たちの業務は、建築を設計・監理することで終わりません。建築が完成してから始まる業務もあります。建築を長く使い続けていただくために、クライアントと利用者の声に耳を傾け、いつまでも建築を見つめていきます。
建築に求められる役割は、時代の流れと共に変化していきます。あるものは用途を変えて、あるものは新たな機能を付加して、時代に合せた柔軟な最適化が必要不可欠です。
調査・聴取により建築の現況を正確に把握し、今後どのような使われ方が望ましいのかを分析・検討します。その上で、リニューアル計画を立案し、その建築の新たな可能性を提案します。
耐震性能不足や老朽化のほか、昨今重要視されているコンプライアンスやBCP(事業継続計画)へ対応など、既存建築が抱える課題は多岐に渡ります。その改善には、意匠・構造・設備の専門知識を横断する総合的な技術判断が必要になります。個々の建築に対して何が求められているのかを考察し、計画・設計・監理・監修といった多方面から問題点の改善に向き合います。